天神山文化プラザ開館記念ホールプロジェクトの開催

 天神山文化プラザが旧県総合文化センターをリニューアルしてオープンしたことを記念して、開館記念ホールプロジェクトを開催しました。
 記念事業は、@「晴れの国おかやま」国体にあわせて岡山県ゆかりの文化人を中心としたイベントとして岡山の文化を県内外の人に知ってもらう。A練習から創造、さらには発表までつなげることにより2010年開催予定の国民文化祭に向けて岡山の文化振興を図る。この2点をコンセプトに9月・10月に集中的に実施しました。

演劇の磁力

■ 参加型演劇ワークショップ

 9月23日(金)と24日(土)に岡山県文化特別顕彰受賞の劇作家・演出家の坂手洋二氏を講師に迎えて、23名が参加し、「桃太郎」を題材に、4グループに分かれてそれぞれの「桃太郎」を創り、また、演じてみて演劇の作り方、演出方法などを体験的に学びました。

 9月25日(日)に劇団「青年団」(主宰:平田オリザ)の俳優山内健司をメーン講師として、ひとつひとつの言葉の意味とコミュニケーションの重要性を知り、これらを構成していく演劇の楽しさを中学生31名に体験してもらいました。
 また、この授業はホールで公開し、中学教師を中心とした観客も熱心にメモをとりながら授業の進め方の参考にしていました。
 その後、1.5m四角の舞台を想定して観客が周りを取り囲み、観客を取り込んだ新しい演劇の作り方を劇団「アナザーワークス」主宰のわたなべ・なおこさんに、また、学校行事の中において演劇の重要性をアートマネージャー吉野さつきさんに学びました。

 

■ 演劇モデル授業

映画の魔力

■ 無声映画『渋川伴五郎』の活弁上映会及びアフタートーク『活弁映画の醍醐味』

 10月9日(日)、岡山出身で無声映画時代の大スター尾上松之助主演『渋川伴五郎』を弁士:麻生八咫(やた)、楽士:後藤幸治(薩摩琵琶)で上映し、無声映画時代からのオールドファンや若いでにぎわいました。
 また、岡山市在住で無声映画研究家の松田完一氏と麻生八咫氏によるアフタートークでは、渥美清が無名時代に弁士として岡山にやってきた話や弁士の引き抜き合戦が映画館同士で行われた話など、こぼれ話もたっぷりに無声映画の楽しみを聞くことができました。

言葉の引力

 10月16日(日)、朗読と音楽のコラボレーションで新しい表現方法を創作した 朗読ミュージカルを2部構成で行いました。
 1部では、演劇ユニット「水蜜塔」を中心に内田百閧フ
「阿房列車」などを朗読し、 管楽器やヴァイオリン、ディジュリドウ(アボリジニの古楽器)の伴奏がつく『百閨xの公演、2部では津山市出身で日本朗読ミュージカル協会代表楠かつのり氏プロデュ ースによる日常の「喜・怒・哀・楽」をテーマとした市民参加朗読劇『パーマ屋春秋』がある美容師の半生を中心に感動を呼びました。

■ 朗読ミュージカル「天神遊戯」

伝統の底力

■ 田賀屋狂言会「弐人会」
 10月23日(日)、「晴れの国」国体の真っ最中に、岡山を中心に活躍する田賀屋 狂言会田賀屋夙生、島田洋海父子により島田洋海氏が初めてシテを演ずる大蔵流狂言 『神鳴』、『附子』、『仏師』が大勢の狂言ファンのなかで行われました。
 展覧会を中心にいつもは静かなプラザもこの日ばかりは、夜遅くまで笑い声の絶えない一日となりました。
 

             

企画:NPO法人アートファーム