土曜劇場400回記念 特別公演 
 土曜劇場400回記念特別公演のテーマは、日本近代演劇や古典戯曲の「新しい視点での舞台化」。緻密な人間描写が魅力の岸田國士の『動員挿話』を「古市福子プロデュース」が、別役実の70年代の名作『場所と思い出』を「劇団銀仮面団」が挑戦します。土曜劇場のみならず、岡山の演劇界を支えてきた演出家ふたりの意欲作にご期待ください。

動員挿話
【あらすじ】
 明治37年の夏。日露戦争が始まり、陸軍少佐・宇治の元にも出征の命がくだる。宇治は馬丁(馬の世話係)の友吉を呼び、一緒に戦地へ行くよう勧めるが、友吉はうつむいたまま返事をしない。理由は彼の妻・数代が猛反対しているため。数代を交えた話し合いが始まるが…。

【作】岸田國士(きしだ・くにお)1890〜1954年
 大正末期から昭和初期の劇作家・小説家・演劇評論家。1919年渡仏しジャック・コポー氏に師事する。1923年帰国後、『古い玩具』『紙風船』等の戯曲を発表する。1937年久保田万太郎、岩田豊雄らと文学座を創立。日本近代演劇及び新劇運動等に残した業績は大きく、それを記念して、現在白水社により「戯曲の芥川賞」とも言われる岸田國士戯曲賞が設けられている。


【演出】古市福子
【キャスト】浅野正己、帰山知也、釣田義盛、高都佐代子(※)、鶴川直子(※)、古市福子  ※はダブルキャスト


〈古市福子プロデュース〉
 劇団「あかしあの会」を経て、1962年「劇団ひびき」を結成、演出家・女優として活躍していた古市福子(ふるいち ふくこ)氏が、1984年に活動を開始、2003年の第10回公演を最後に活動休止。その後、復活を望む声が多く、2007年に古市福子プロデュースSP公演として『舞え舞えかたつむり』(作・別役実)をギャラリー『すろおが』にて上演し、大好評を博す。
場所と思い出
【あらすじ】
 古びた電信柱とベンチ、郵便ポスト。いつか来る筈のバスを待ち続ける停留所の標識。この星にふと迷い込んだ無実(?)の男を襲う凶暴な天使たち。微笑の仮面を流れ続ける鮮血の泪から脱出するバスは…来るのか?



【作】別役実(べつやく・みのる) 1937年〜
 早稲田大学政経学部在学中に学生劇団「自由舞台」に参加。カフカ、ベケットらの影響を受け、1962年被爆者の姿を不条理劇風に描いた戯曲「象」で注目を集める。1966年鈴木忠志らと劇団早稲田小劇場を結成、1967年「マッチ売りの少女」と「赤い鳥の居る風景」で第13回岸田國士戯曲賞を受賞。日本の不条理演劇を確立した第一人者である。



【演出】藤澤陽一
【キャスト】浅津尚子、遠藤雄一、遠藤由紀枝、岡本弓佳、金田悠花、後神久美子、斎藤嶺、鈴木晃


〈劇団銀仮面団〉
 1975年発足。県内外での公演を積極的に続け、1995年劇団として「岡山県社会教育功労賞」、第38回公演『サイレント・ナイト』が「岡山県芸術祭賞」、主宰の藤澤陽一(ふじさわ よういち)氏が「岡山市文化奨励賞」を受賞。1998年の公演後、しばらく活動を休止。2005年新メンバーを加え、活動を再開。2009年10月の本公演で第50回目を迎える。

【日時】
 10月24日(土) 19:00〜『動員挿話』/20:20〜『場所と思い出』
 10月25日(日) 14:00〜『場所と思い出』/15:40〜『動員挿話』  17:00〜アフタートーク
                      ※1本目の作品上演後、20分の転換時間を頂きます。

【場所】
 天神山文化プラザ ホール

【スタッフ】舞台監督:釣田京子
    照明:青井史子(有限会社オールライツ)
    音響:iori
    舞台美術:小林大起
    企画・制作:岡山県天神山文化プラザ

【料金】(全席自由、税込、当日・前売とも)
 大人/1,500円   学生/1,000円
 中学生・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方/500円  小学生は無料
  ※料金は、2作品での料金です。1日1作品の観劇でも料金は同じです。
  ※未就学児の入場はご遠慮下さい。託児サービス(無料)あり。事前予約要。

【チケット取扱い】
 岡山県天神山文化プラザ/086-226-5005
 ぎんざや/086-222-3244
 岡山シンフォニーホールチケットセンター/086ー234-2010
 インディスク/086-422-1457

【主催】岡山県天神山文化プラザ 土曜劇場400回記念事業実行委員会
【共催】岡山県天神山文化プラザ文化振興会 劇団銀仮面団 古市福子プロデュース
【後援】岡山県 岡山県教育委員会 岡山市 岡山市教育委員会 山陽新聞社 朝日新聞岡山総局              RSK山陽放送 OHK岡山放送局 NHK岡山放送局 
【協力】岡山演劇ネットワーク 劇団ひびき
【助成】芸術文化振興基金